
原因の80%は水やりの失敗
意外と多いのが、「毎日お水をあげているのに、枯れてしまった。」という声。水やりの失敗には主に2パターンあり、①水のやりすぎで土の中に水が溜まって腐り、根が腐ってしまう「根ぐされ」、②1回にあげる水の量が少なく、鉢の下まで水が回っていない、のどちらかで、結果、根が水を吸えなくなってしまうのです。(20%は環境)

植物の根が吸収出来なくなって枯れてしまうこと
植物は、根から土の中にある水分と栄養を吸い上げ、土と土の隙間から空気を吸って呼吸しています。土が湿りっぱなしになったり、根がいっぱいになったりすると、根が呼吸できなくなり、枯れてしまうことがあります。

植物は、1年を通じて成長期と休眠期があります。暖かくなっ てきた春頃から夏の終わりにかけてはグングン成長するので、 お水をたくさん欲しがりますが、秋から冬にかけては成長が 止まるので、お水を飲む量も減少します。

葉が小さくやわらかい植物は、葉の蒸散が多いため水をたくさ ん欲しがります。葉が大きいor厚いor硬い植物は、体内に水 を蓄えられるので、その分水やりの頻度も少なくなります。

鉢の中心が乾いた時がタイミング
観葉は毎日水をあげる必要はありません。鉢の中心が乾いた時 (鉢の土の8〜9割の乾き具合)に、コーヒーのサイフォンにお湯 を足すように、鉢全体に水がまわるようにゆっくりと水をあげる のがベスト。鉢下からお水が出てきたらOKです。

人が心地よい環境は、植物にも心地よい
置き場所に悩んだ時には、自分が過ごしやすい環境を選んで 置いてみましょう。
Illustration : kyon